初めてシリーズ
初めて③-「人とくるまのテクノロジー展」に出展(2001年)
「初めてシリーズ」の3回目は展示会出展です。
おかげさまで創業3年目を迎えたころには、CarSimは少しずつ認知されて、自動車メーカーや部品メーカーで使われ始めていました。そしてその頃にはオプションとしてHILS用途のRT(Real-Time)版やデスクトップ・ドライビングシミュレータの試作品が完成していました。
CarSimはもちろんのことですが、これら試作品を是非お客様に見ていただきたかった私は、展示会に出展してみよう!と思い立ちました。 いろいろな展示会を検討した結果、当時から自動車業界のメジャーな展示会であった自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2002」に出展することにしました。
しかしながら、当時はまだ私1人で会社をやっていましたのでとにかく人が足りません。 応援部隊として開発元から2名来日してもらい、さらに協力会社の営業の人たちにもいろいろ助けていただきました。
ブースには、CarSimの新バージョンVer.5、Windows PCで動く可搬型ドライビングシミュレータ、CarSimとOpal社のリアルタイムシステム RT-LABを利用したABSのHILSシステムを展示しました。
装飾もないシンプル(というか地味)なブースでした。当時はまだ会場に余裕があり、通路が広く、正面に大きくてかっこいい日産自動車様のブースがあったことを今でも鮮明に覚えています。下の写真を見ていただくとブースのきらびやかさにどれほど違いがあったかよくわかっていただけるかと思います。
バーチャルメカニクスのブース
日産自動車様のブース
そんな地味なわが社のブースでしたが、初めての出展であったこともあり、多くの来場者の方々の注目を集めました。
今から考えると、無謀とも思えることをよくやったなと思いますが、協力していただいた方たちに助けられて無事終えることができました。この出展が後々、新規用途、新規ユーザーの獲得につながったとのだ思われます。
大きな第一歩を踏み出せた、という達成感と無事に終わった、という安堵感が入り混じった感慨深い体験をさせていただきました。