初めてシリーズ
初めて④-オリジナル日本語ドキュメントを作成(2002年)
「初めてシリーズ」の4回目、日本語ドキュメントの作成です。
CarSimはシンプルで使いやすい、敷居の低いソフトでしたが、ライセンスと一緒に送られてくるユーザーズマニュアルは英語だったため、初めてお使いいただくユーザー様には導入説明が必要でした。
最初のころはお客様も少なかったので、初回導入のお客様には訪問してインストールから使い方の簡単な説明までをサービスで実施していました。
が、だんだんお客様の数も増えてきて客先での導入サービスが困難になってきました。
そこで、「インストールマニュアル」と自習用テキストの「チュートリアル入門編」を作成し、製品に同梱しました。 これが初めて作成した日本語ドキュメントで、開発元のユーザーズマニュアルを基にして導入サービスのために作った資料を基に、作成したものです。
また、制御系開発ソフトのMATLAB/SimulinkとCarSimを繋いで使われるお客様が多いことから、チュートリアル実践編として「SimulinkによるCarSimモデルの拡張」を作成しました。これらは開発元の提供する英文のマニュアルにはなかった、完全に日本初のオリジナルなドキュメントでした。さらに、ユーザーズマニュアルの日本語翻訳版も作成し、合わせて日本語ドキュメントCDとして日本の保守ユーザー様に提供しました。
当時の英文ユーザーズマニュアルは、すべてのリファレンスが一つの Wordドキュメントで作られていてページ数が300ページを超えていたので、翻訳作業とともに編集作業が大変でした。
しかし、苦労して作った日本語版ユーザーズマニュアルが初めて完成した時は達成感もひとしおでした。またソフトの内容を理解する上でも大変良い勉強になりました。
日本語ドキュメント第1号
その後、開発元も初心者向けに「Quick Start Guide」等を作成した他、各種リファレンスマニュアルやTechnical Memoなども整備したこともあって、今では初心者からヘビーユーザーまで幅広いニーズに合わせて各種ドキュメントを充実させてきています。