CarSimの進化
CarSimの歴史① CarSim 4.5 (1999年)
CarSim 4.5 は 独立起業して最初に日本で販売した製品版です。
これ以前のCarSimは、追加でカスタマイズしないと使えない製品でしたが、CarSim 4.5からはカスタマイズなしで使えるようになりました。
MATLAB/Simulinkの制御系ブロックと結合して動くSimulinkインタフェース、FF/FR/4WDのATが選べるエンジン・駆動系モデル、坂路や凹凸を表現できる三次元路面などが標準で追加され、さまざまな運転条件と環境条件での車の動的挙動を即座にユーザの制御系モデルと結合してシミュレーション評価できるようになったのです。
アニメーションはまだWireframeでしたが、車両モデルとしての必要な基本機能を完備し、ABS制御車両の操縦安定性をビジュアルで評価できる実用的な車両運動シミュレーションソフトとしてデビューを果たし、初めて日本の自動車メーカーに採用されました。