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CarSim DSマルチモニターのご採用
副社長の滝田です。
1月9日に近畿大学工業高等専門学校 武馬教授 がご来社されました。
今回 近畿大学工業高等専門学校様には CarSim DS をマルチモニターに拡張したシステムをご導入頂きその納入前立ち合い検査という事で武馬先生にお越しいただきました。
42インチのモニターを3台並べ視野角は120°を実現しています。
横視野が広ったために旋回時の操作性は格段に向上しています。
来週には納品させていただく予定です。
武馬先生はトヨタ自動車のご出身で車両運動、特に横運動(旋回運動)について研究されてきました。
また、2010年には当社主催のCarSim/TruckSim/BikeSimユーザーカンファレンスにて「電子制御アクティブサスペンションシステムの開発とドライバモーションの解析」についてご発表頂きCarSimとのお付き合いも長年に渡っています。
ドライバは旋回時のロールにより反射的に反対方向へ体を傾け、ロール角が大きいときはより大きく体を傾ける傾向があり、応答速度に違いがでるとの事です。その事からドライバの応答速度を最適化するためのロール角を導き出されたそうです。
ロール角を最適化する事でより安定した運転操作が可能になるという成果がアクティブサスの開発へとつなげられたとの事です。
さて、今回ご導入いただいたマルチモニターによるCarSimドライビングシミュレータはドライビングシミュレータを用いた運転スキルの習熟、スラローム走行時のドライバの応答遅れなどなど多くの研究テーマを計画されているそうです。
私どもとしては将来的にモーション装置への搭載に発展されることを期待しています。
武馬先生、お忙しいところご来社いただきましてありがとうございました。